佐々一竹のお気に入りの歌一覧
紫苑
ひと晩で消えてしまった雪の上あなたを辿る足跡はない
17
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紫苑
薹立ちて縊れゐるかの葉牡丹の列をかすめる夕時雨かな
8
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浅草大将
鋭き風に霰玉ちるつるぎ刃の身を切る寒さ今日ぞきはまる
8
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白亜
わが内に潜む獣の血のいろを君には見せまい まだゆるすまい
14
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白亜
とおい日に途切れたピアノの旋律はいま雨とともに僕らに還る
14
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浅草大将
雨の中われも一行の詩となるか直立不動産屋の看板
14
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さる
凍てつきし今日の散歩の道渇き大寒の朝はく息白く
10
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市川ありさ
雨の日もあなたのことを思い出し忘れられない理由を探す
4
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粕春大君
滝の音も玉散る花に絶えはてて谷のうぐひす立つるものかは
14
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恣翁
久里浜の蛸を肴に 吟醸の 馥郁たるを 味はへるかな
17
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舞
寄り添いて時に諍かい年毎にともに老いつつ結婚記念日
12
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紫苑
拙くもかく生きをりぬ牡丹雪の地に落つるまに消へゆくを見つ
11
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横雲
しみじみと夜寒の酒や春隣り頬染む人を恋ひて憾みぬ
12
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粕春大君
吹きこほる風に白くる髪をみればことやわびしき今朝の初雪
18
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浅草大将
斑消えの雪間の春を尋ぬればそれとわか菜に萌しつるかも
16
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村木美月
溢れたら終わるものだと思ってた愛の泉は尽きないでいる
8
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シュンイチ
何ひとついいことが起こらなかった日を終わらせるため破る日めくり
21
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ふきのとう
田に見える水さえ凍る寒き朝白い息吐き駅へと急ぐ
13
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みやこうまし
白雪の深みを行けば身にしみて死に憧れぬ冬の北山
17
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詠み人知らず
染め色を忘れた白き紫陽花の憂ひを包む雨の囁き
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