まるたまるのお気に入りの歌一覧
紫苑
碌でもなき事ども思ひ出づる夜に闇の獣の月喰らひつつ
11
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芳立
くれなゐに燃ゆるこころも落ち葉してひとりおきぬるつゆ霜の朝
13
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さとうはな
湖水にあれば越へるではなくくぐる橋 青き蜻蛉のひかりを追ひて
4
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芳立
残り火はなほくすぶれりたくひれの白き灰にもならず果てめや
9
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浅草大将
もの思ふ君一本のなには江のあしたの叙情となりて歌へよ
17
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芳立
あまたつの天気予報ぢやあるまいし雨は夜ふけに雪になるとか
10
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トーヤ
強風で人が飛びます日曜日空に一番近い道筋
3
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ほたる
いつになくあなたの窓の幸せを静かに嫉妬している聖夜
13
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ケンイチ
是非もなく吐き出す息と混じり合い言葉は白く宙へと消える
20
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芳立
横顔をそつと見つめてせつなさとときめきで書く風のシナリオ
18
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でくのぼう
陽のさして賀茂川の土手草萠ゆる光りの舞ひに都鳥飛ぶ
13
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falcon
ひとは去り翡翠の台くれなゐの椛は知らずつもるおもひを
12
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七色コイン
何故だろう あの娘は 夢にも 出てこない とうに終わって しまっていたの
7
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芳立
血のいろを知らぬ言葉よ福島をカタカナ書きに屠る賢しら
8
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銀ねず
畢生の絵を描くごとく丁寧にわれを愛せよ美しき指
8
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紫苑
横時雨しぶけばかすむ庭さきに標なるかの白すみれ咲く
15
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芳立
過ぎたるも足らざるもなき未完成交響曲にみのりあふるる
11
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聴雨
侘しさに月なき窓を眺むれば君よりとどくふたたびの雨
21
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山本克夫
逢いたいといえば夕日は短めの詩になるなんて 妄想だろう
1
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緋色
まちがいを正したあとの静寂をその人だけが明日と名付ける
52
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