まるたまるのお気に入りの歌一覧
村木美月
抱きしめてくれなくていい 冬の日にぬくもり知ると帰れなくなる
8
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芳立
北風のいたづらなのか「寒いね」と君が言つたと賭けるしかない
9
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芳立
晴れ空に君の手をとる理由にもならない風が吹く十二月
19
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浅草大将
雪ふれば田ごとの月も寒からむ身をさらしなに衣すらなく
16
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山本克夫
不安一つ二つ三つ過るリクライニングシートが倒せない
2
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山本克夫
星空はあなたのようだ逝ってしまったあなたのようだ 光ある
3
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山本克夫
それは見た事も逢った事もないひとの誕生日を祝う真夜中
6
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東大寺
北国へ 向かう列車の 右側に 流れる光 音の無い街
5
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紫苑
鋏の音ひびく路上に散り敷ける松葉は青き墨の香ぞする
11
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氷魚
左側靴底が減る身体が傾ぐ隣立つひと居ない、それだけ
4
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浅草大将
冬はれて雲なき空をひとすぢに今朝はたなびく山なみの雪
19
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羽
ささやかに瞬く星がきみの目に見えないと知る夜は寂しい
18
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村木美月
お気に入りブレスの糸が切れたから愛は終わりの合図でしょうか
6
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葵の助
ロボットの右手をなくし泣く息子自分の体が欠けたみたいに
10
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ケンイチ
あどけなき君のはにかむ日本語に笑みを交はして酌むあはき酒
13
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山本克夫
雪ふり始めわたくしはゆつくりと深呼吸する森であります
2
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山本克夫
断片をあつめてねむる冬の日よあけがたひかり結晶となれ
2
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芳立
散りかねしひと葉もかれて誰が袖を染めむとふれる冬の夜の雨
10
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浅草大将
荒らぐる声さへ我にすでになし歌ふことなき人となりせど
13
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山桃
闇のふち越えよみがへる贄として何か失ふ回帰月食
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