まるたまるのお気に入りの歌一覧
紫苑
紺青のうちにいちりん白かるを異ざまにいふ人のかなしき
11
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田中ましろ
いまだって君は誰かのものでしたすり抜けた風の終わり 儚い
11
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紫苑
しなだるる思ひとどめて地に染まず木香薔薇のしろき花房
18
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浅草大将
遅ざくら今かと尋ねきそ路にもはやはつ夏の風越しのみね
18
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芳立
うるほひが足りないだけの季節にはシュガーフリーの恋にしておく
10
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紫苑
忽ちに眼ルビーのひかり失せ松烏賊ひとつ皿に乾きぬ
6
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芳立
あかねさす昼から君のくちびると耳を思へるほどに真面目だ
12
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falcon
眠りたる姫を隠して薄紅の雲となりゆく八重桜かな
18
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浅草大将
愛と死をつつむ烏の羽根ぶとん三千世界はふたりのために
8
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芳立
もてあます有機のわれはにはたづみながれるヘッドライトの川辺
8
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紫苑
ぬばたまの黒歴史かはくずの葉のうらみも深き着信履歴
14
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falcon
啄木忌とうに過ぎれど汝がおもひしのぶこころに散る遅桜
15
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悠々
血と鹽の父祖の漁場や蜃氣樓 破船さびしく砂濱を行く
8
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浅草大将
夜の風は流謫の詩人のノクターンか歌は黙しつつ漂へる聞こゆ
13
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芳立
粧ひはルーチンのままノリのいい歌に浸つてただ踊るだけ
7
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芳立
いさなとり海にむかつて叫んだらこだまもないし風がつめたい
5
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紫苑
飲み給へいざ我が身より母といふ文字眠らせしをみなの毒を
4
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聴雨
散りぎはの花それぞれに思ひありて最期の風に託すひと色
36
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芳立
つまびきの弦なき弓の身なりともはるにさくらの咲く国に生く
17
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芳立
ふるるみにあさもやよひもおぼえねどさかるやさくらこぞにかはらず
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