きくゑのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
新月の今宵生まれるこの月の名月となる定めの月よ
19
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ななかまど
科学の子邪悪なコロナ懲らしめるアトム世代のわれの望みは
14
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武蔵野
戸建て去り アパートひとり 住むものは 足れりを知って 身の丈を知る
14
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シダ
臥しをればひるとも知らず簾の奥のうかる身のよは野衾と飛ぶ
6
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ななかまど
秋どなり早稲の穂にさす月影に身は包まれて土手を歩めり
12
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橘
ラインにて ホイップマカロン買ってくよ 紅茶の用意をしていたのに 花
10
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名鈴
蓮池を廻りて真白なる花を 直に見てしが 手に触れてしが
14
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名鈴
煩ひの 本も我が身の 片端よ 労ぎ養はむ 生ある限り
17
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葛城
昨晩の刀自の力作冷パスタ心中だての素麵に詫び
9
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坩堝
蓮の葉の露をあつめて君に書く夏の空へと想いは消える
3
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うすべに
蚊遣火の煙ただよう盆帰り 忘れ物した鉛筆の先
10
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名鈴
病得て 胸は塞がり うたを詠む 思ひ萎るる 淋しき夕べ
26
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滝川昌之
愛犬も盆には帰る犬小屋のあった辺りで鳴く秋の虫
19
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夕夏
たたずみてきみのうまれしまちなみをしのべどむなしきみがふるさと
4
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横井 信
降り続く雨ではじまる月曜の涼しい朝も重い足どり
10
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灰色猫
豊作の丸々育ったズッキーニ浄土へ駆ける精霊馬となり
6
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つばす
長雨にパックリ割れたトマト見て ひと夏の終わりを知った時
4
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KEN
戻り來る 御靈の袖の 觸るるかは 雨垂れの間 風鈴の音
9
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KEN
萩が枝に 香の烟の 絡みをり 暦ばかりの 秋と思へど
16
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ななかまど
はるばると印度洋を渡りきて終の住処となる御影石
17
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