詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
音弥
田舎びたどんぶり鉢の底のごと 一夜和みし山間のスパ
11
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きくゑ
まだ眠る竜胆の花陽を浴びて清らかに咲く紺碧の笛
7
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茂作
竹の寺 案内の俥夫持つ自撮り棒 和服の娘と思ひ出作る
12
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へし切
老い惚れば過去を慕ひつ夢に見る 若きは未来の夢を見るべし
12
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恣翁
秋の日の底に潜むも 逸り立つ冬の分子か 膚粟立つに
14
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横井 信
街路樹のやさしく染まる街角にさみしさつのる風と留守番
11
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茂作
畑道に殘る紫蘇の葉露しげく 衣を濡らす朝寒のころ
16
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さいおん
久方 月臨照 射干玉 此夜渡 清狩良思
8
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きくゑ
夕焼けに電信柱影ならび黒き糸引く人のいとなみ
6
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滝川昌之
同業のインフルエンザはとばっちり手洗いマスクを恨むコロナ禍
10
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横井 信
終わらない議論の声も虫の音の不意に静まるやさしい月夜
12
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へし切
今もなほテレサの歌を口ずさみ恋ひする女の切なきを知る
11
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さいおん
寐不所宿 物見尓出而 眺礼者 天乃丈夫 立今宵鴨
6
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滝川昌之
門柱の「犬」のシールを剝がさずに亡き犬はまだ番犬でいる
15
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へし切
第五波も喉元過ぎれば何とやら 自宅放置 捨てられた命
11
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音弥
結婚は夢と希望と創造と理解とあきらめ黙殺に尽き
12
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茂作
長谷寺に集ふ生徒ら秋陽浴び マスクを通し彈む語らひ
14
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横井 信
忘れ物 取りに帰って急ぎ足そっと鳴り出す踏み切りの音
11
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武蔵野
現実は すべて正しく 逃避する 環境は何 一つ変わらず
5
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へし切
よひよひに 通ふ夢路のしのぶ草 摘みては数ふ 君への思ひ
16
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