葛城のお気に入りの歌一覧
名鈴
露しげき 夢の寝覚めは 闇深き まだ明け暗れの 辺りなりけり
20
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橘
由良川の流れ吞み込み冬空の下静かなる天橋立
14
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音弥
会う機会半年もなく漸くに酒酌み交わす帰国後の友
17
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ななかまど
割れ目よりコンクリートに種を継なぐエスディジーズ雑草もまた
10
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茂作
もみぢ葉の分かれる水は平らけく いづれの川へ行くぞ迷へる
19
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恣翁
夕暮れに亡き子を待つか 寒くとも窓を放ちて視る庭の闇
14
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名鈴
延ふる木を 失ふ蔦は 地に萎れ もみぢで濡ち 朽つるばかりよ
15
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茂作
誘はれて君と連れなむ草枕 あと幾度の夢かとぞ問ふ
15
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きくゑ
ゆるやかに尾のひく緑灯燃え落ちて南の空へあまたの祈り
14
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名鈴
面影を 求むるあまり 黄昏に 君吹く笛の 空音聞きけり
20
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ひげじぃ
平俗に齢重ねし仲冬の一日ひとひのありがたさかな
10
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舞
日溜まりのベンチに独り老い人は子ら遊ぶ声聞きつ眼を閉じ
13
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名鈴
水鳥の 番ひの鴨よ な離れそ 人たる我ぞ 嘆く隻鳧よ
20
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橘
愛だけの繋がりでもなき面倒なシステムを隠す結婚という罠
10
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朝比奈
ふと人の足音にもや聞きまごう風の問い来る軒の囁き
11
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河のほとり
立ちかへり祈るこの世に波風もしるしありてや今日はのどけき
5
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河のほとり
苦しさを仮の宿りになほ添へて惜しきものこそ数増さりゆけ
7
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河のほとり
ぬばたまの夢覚めにける寂しさも今朝こそまされ秋のはつ風
7
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芳立
うつし世を彩るものよ花ひとつ咲かせぬ樹にも朝の光は
7
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朝比奈
関わりなきものはいずれも黙殺を決め込む以外道はありしか
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