出羽守のお気に入りの歌一覧
灰色猫
もし薔薇に棘がなければ一流の庭師はきっと相手にしない
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灰色猫
メタリックカラーに染めし猫っ毛も洗ふとやをら白髪となる
11
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灰色猫
一度でも覚えたものを忘れずに誰かの役に立ってゆけたら
10
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灰色猫
誰しもの美しき花ではならねども種を抱きて花を生きたり
14
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さいおん
夜乃程 暁起尓 寝不所宿 不及寝起 宵打過流
6
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さいおん
吾背子波 離足齢乃 乎乃子在 恋路尓迷 情波何処
8
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シダ
はこべらにかけし思ひもはや果ててこのみぞおちの重しのひとつ
3
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シダ
冬なればときは寄さゆる柊に夏のそらこそみのさむからめ
1
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シダ
冬枯れの枝のあはひのそら青くひはさすとてもぬくみもあらじ
5
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シダ
こほらなむいけのみなものふゆ風に立つさざなみぞ見ざらまほしき
1
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び わ
散歩道家内と手つなぎことことと今日も快晴気分爽快
4
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舞
なにも無き父母の形見か真そ鏡にたる面影にたる笑み顔
7
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橘
どれかひとつ均衡くずれ愁訴あり体の信号見落とさぬよう
7
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桃山
いきなりの寒さに竦む裸木を包む真綿に見える雪かな
10
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タイベリアス
いくたびもあいうえおひょうを振り返り曇る鏡に名を書く幼子
5
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名鈴
よきものを 共に眺めて 守り合ひ うち語らひたし 許さるるなら
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緒川みるな
騷がしきネズミ年の瀬迫り來るネズミ一疋泰山動く
5
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河のほとり
夕間暮れ港も知らぬ島影に漕ぎ隠れゆく遠の釣船
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河のほとり
木の葉散り道うづもれて行く秋の足跡あらばとも思ふむなしさ
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河のほとり
落ちつもる木の葉にいまだ見る色をしばし名残の秋とながめむ
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