出羽守のお気に入りの歌一覧
舞
流星の昨夜に引きし傷の間を溢れいで来る白の粉雪
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トウジさん
欲すれど願い叶わぬ憂世かな黙す観音その力貸せ
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灰色猫
ありもせぬ正義の声に泳がされ自分を失くす事の危うさ
12
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灰色猫
音速を超える想いを誰しもが心に抱いて今日を生きてる
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桃山
クリスマスオーナメントを持ち出せば着飾られるのをコニファーは待つ
12
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舞
ひと夜にて街は真白の雪化粧聖夜近きと朝光り満つ
10
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灰色猫
花が散る音って多分さよならの響きに近い音じゃないかな
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KEN
やはらかく かそけき明かり 抱く夜の うなじに優し 青女の吐息
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橘
小雪まう遠き山々色薄く春まつために眠りはじめる
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ななかまど
目につかぬ隅の蜘蛛の巣掃除して老いのタスクの一つが終わる
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音弥
石畳踏みしめ行けば身の重さに弾む靴底軽快なりき
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名鈴
不断なる 読経と香と 御灯明に 此の世の外かな 本廟のうち
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音弥
目的に向けて進みし足跡は迷わず歩む新雪の上に
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滝川昌之
孤独とは慣れてた頃には平気でも戻るとなれば辛いのだろう
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恣翁
駕籠舁きの杖のみ聴きけむ 冷水の石畳に今 霙降り頻く
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名鈴
たまくしげ再び逢はるる嬉しさに あくるが惜しき限り月の夜
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うすべに
雪雲を連れてきたのかみやこどり 鴨の流れに白いひとひら
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名鈴
如何程の 人や斯く迄 懇なる 固き契りを その身に受くる
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滝川昌之
焼そばの湯きりにポンとステンレス跳ねた下宿の狭き流しよ
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蔓葵
この冬は木の葉に閉づる柴の戸のしばしもやまぬかぜの音づれ
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