出羽守のお気に入りの歌一覧
Chico
日だまりの車椅子にてうたた寝の そっとそのはは そっとそのまま
104
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灰色猫
仄明がる雪に埋もるる秋の葉は春を支ふる土と眠らむ
17
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ななかまど
冬の野に埋もれる言葉このペンのバネの力で押し出してみよ
15
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橘
予約なし飛び込む歯医者ここでさえ若干一名師は走りおり
13
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滝川昌之
海面は気圧で上下に微動する「西高東低」浮く相模灘
17
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ななかまど
堂塔の千年の息しずかなり奈良の都の秋の夕ぐれ
23
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Chico
宥めつつ飼ひ慣らしきし燠火へと燒ぶことばをば思ふやも 君
16
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うすべに
風寒く刈田ふちどる草もみじ 巽へなびく雲を見送る
12
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灰色猫
ほっこりと湯船に浸かるそのたびにぼくらは戦闘能力を脱ぐ
12
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桃山
珍しく忘れ物した夫のためこんな時間にマンション下まで
13
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舞
地をつつく者らに混じり空高み翔ぶ鳥を見るいち羽鶏
10
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萱斎院
冬の夜のかささぎ渡すうつそみの 霜おく橋に月ぞさやけき
9
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KEN
夏日星落ちる姿はなほ紅くこの夜の人の悔い燃やす如
26
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KEN
つるはみの落ちる音こそ寂しけれ秋の衣に心染め行く
28
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KEN
会津峯のふもと敷きつむ蕎麦の花湖渡る風受けて白波
43
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舞
嘘にでも仕事楽しと冗談す家守る妻の笑み見るために
33
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舞
我もまた旅人ならん雲一つ流れる彼方心惹かれて
37
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舞
はるかから天使の羽が降るように音無く積もる君への思い
155
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うすべに
木枯らしに紅ひとひらの暖かさ まだ散るなよと冬の陽集う
8
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草木藍
冷えきった躯湯舟に沈めれば湯のぬるみゆく初雪の朝
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