出羽守のお気に入りの歌一覧
Chico
椅子ひとつ( いまだ生まれぬぼくのため置くひとのゐて )そこに本読む
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横井 信
ゆっくりとのぼる朝陽のぬくもりに夜を照らした灯りは消えた
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灰色猫
白妙の君の素肌と溶けあひて今宵は時の針を折らばや
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灰色猫
秘めやかにポストを開くる雪よりもひとへに白き恋文きたる
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わかばみち
穏やかな日々につきまとう怯えとは薄れぬ罪を知らしめるもの
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わかばみち
サンタさんまだわからぬと思えども華やぎに負けプレゼント買う
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朔夜
北斗星たどり着くならアルコルは見るも見えぬも御心のまま
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橘
蒼ざめた顔に生気を華やぎを濃い目の口紅念入りに引く
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舞
オジサンが本屋片隅あれこれと絵本を選ぶ心細げに
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さいおん
今宵従 長刈夜波 雖無 日入程波 早遅乍
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Chico
八百萬 積み直すともらしくある 賽の河原のジェンガのごとく
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ななかまど
憧れの百科事典はさびしくも壁の飾りとなりて玉無し
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ななかまど
律儀にもフェイスブックが教えくるもう繋がらぬ友の誕生日
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桃山
重たげに歩む姿は確実に母のいたわり滲み出ており
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橘
街路には枯葉もなくて寒々と歳の暮れ行くのみを待つかな
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うすべに
灰色の冷たい雨に散り残る 秋のなごりの赤におどろく
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さいおん
哥詠尓 響言葉 慎気尓 明茂未 不詠吾姉生
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朔夜
雪は降りしばし積もりてやがて消ゆ人の噂もこの雪がごと
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朔夜
書くことで癒やしになるというならば胸がこんなに痛むわけない
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朔夜
わたしには決して詠めぬ歌歌を心して読む日曜の朝
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