シダのお気に入りの歌一覧
雨夜
井戸底に沈む玻璃鏡は薄明の色をうつして水に赫ふ
10
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茂作
朝ごとに小玉西瓜の膨らみて 音立ててみる夏や嬉しき
19
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よひら
紫陽花を見つめて見つめ返されて我は降り立つ青き地球へ
5
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舞
みどり葉の繁る木洩れ日いち葉の虫食い朽ちしわくら葉の色
6
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さいおん
夙 寝待月 傾 更待月 雲勿隠
16
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うすべに
ひとがたに大事なひとの名前書く 傘をたたんで茅の輪をくぐる
10
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萱斎院
かささぎの渡さぬ橋のかたつめに いくとせまつやうぢの橋姫
10
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さいおん
吾屋戸 須臾留 甲虫 率令飛不飛 杜尓置家
13
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萱斎院
つげしよりまつを恨みむほととぎす やみが風つくよはのひとこゑ
8
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松本直哉
庭先に干す衣にもジャスミンのにほひうつれば夏の範疇
5
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さいおん
此野辺 躑躅之花者 飽足尓 常無物跡 今曾知鴨
13
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しきしま
夏の色は我こそそれとあしひきの山の緑の色まさりゆく
7
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蔓葵
同じよにまたあふこともなよ竹のあだのふしとは思はざりしを
10
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うすべに
降りだした雨にうたれて所在なく 道にころがる青い梅の実
9
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うすべに
さわやかに透きとおる午後 湧きあがる青にあざやかもう夏の雲
11
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詠み人知らず
せぜらきの 波のまにまに猶予ふて うち返しては堪ふる笹舟
3
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萱斎院
忘れしとつよがりぬるをほととぎす いやますますにかをるたちばな
8
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うすべに
蒼い風 葉桜ぬける音もなくつばめの速さ海をにおわす
11
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うすべに
寒い夜にぬくもりくれたしゅんぎくの 春の菊とていま花ざかり
13
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萱斎院
あきに言ふからくれないのたつた川 花のにしきに春雨ぞふる
10
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