草木藍のお気に入りの歌一覧
横井 信
冷えてゆく身体をぎゅっと抱きしめる師走の空に三日月のぼる
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トウジさん
暖を取り餅を焼きたる冬牡丹 癒しは変わらぬアクアセラピー
17
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ななかまど
律儀にもフェイスブックが教えくるもう繋がらぬ友の誕生日
11
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灰色猫
冷え込みし冬至の夜は誰しもが柚子湯を思ひ帰路を急がむ
16
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KEN
掻き積まれ 羅漢のごとき 形なり 道脇の雪 泥土に汚るも
12
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うすべに
ご無沙汰の便りは訃報 父の背に淋しさうかぶ言葉なくても
6
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音弥
園丁の手早く着せる藁衣樹々の声きき答えるが如
20
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灰色猫
聖誕祭母とふたりで祝いをり父に供えしビール共に呑む
12
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KEN
翔ぶ影は ゐたもすべなみ 雪に消え 哭のみとよめく 天の白鳥
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灰色猫
仄明がる雪に埋もるる秋の葉は春を支ふる土と眠らむ
17
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河のほとり
夕間暮れ港も知らぬ島影に漕ぎ隠れゆく遠の釣船
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桃山
雪国の名は美しく響いても人の暮らしを圧し拉ぐかな
12
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KEN
邪鬼蹈みし あうら凍えん 毘沙門天 雪に夕闇 帳の下りて
12
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名鈴
今宵より 長かる夜は なかりけり 朝もどかしく 待つ侘び寝かな
12
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横井 信
一日のペースをずっとつかめずに星のかがやく冷たい夜空
12
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灰色猫
秘めやかにポストを開くる雪よりもひとへに白き恋文きたる
13
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び わ
さらさらと川は流れて淀みなく今年も既に師走と成りぬ
10
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舞
「ねぷた」小屋 立たぬ空き地に蝉の声虚しく過ぎて雪降り積もる
6
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ながさき
淡々と 開けゆく空に あくがれて ごうしちごうの うたを 詠みたし
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滝川昌之
ほのかにと柚子の香残り寝床にも洗面所にも立つ冬至明け
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