みをつくしのお気に入りの歌一覧
シダ
みを結ぶつゆの珠こそ重からめ柳に風と吹き流さまし
4
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シダ
友を呼び類と交はせし言の葉は残響室を出づれば貧し
2
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千映2
燃え盛る山の頂上雪帽子ベレーかそれともハンチング
2
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千映2
見栄っ張り藩主のこころ番所にもそちこち見える佇まいかな
4
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び わ
ふと見れば我が家のまわりほとんどが家内調達吾何もせず
5
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横井 信
また街の灯りを消して冷えてゆく巣篭もりつづく乾いた空気
9
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灰色猫
降る星を数えるたびに思い出す星を指さす無邪気な君を
15
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名鈴
曇れども 出で仕ふべき 汝を案じ 雨よ降るなと ひたすら祈る
5
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ななかまど
連休を前に高鳴る感覚を今は忘れてめくるカレンダー
6
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滝川昌之
ゆく秋が名残惜しげに急停止ブレーキランプごとき入日よ
16
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び わ
手話の会闇の中にてぽつねんと車窓夕陽が明日もあるよと
6
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横井 信
山の端に沈む夕日を見届けてそっと抱える秋のぬくもり
11
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滝川昌之
懐かしき焚火の匂い風下の南の刈田追われるスズメ
14
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び わ
今日明日とさざ波超えてひたすらに二人で歩く何時もの道を
5
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名鈴
籠り沼の 破るる蓮の 葉の下に 明くる年の芽 はや萌すらし
9
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ななかまど
人恋うて日差しを恋うて来る猫の尻尾の先を秋の風吹く
9
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艸介
換毛期 抜け毛散らしていつもより 猫は懐こくすねこすりけり
4
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名鈴
物思ひ 涙がちにて 身熱る 治められざる 恋病かな
7
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横井 信
冬が来る小さな声でささやいて玄関先を転がる落ち葉
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滝川昌之
レフ板を従え歩く女優ごと晴れ着七歳一族連れて
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