みをつくしのお気に入りの歌一覧
名鈴
奇を衒ふ 読本ならで 現にて えしもやあらぬ 事ぞ起れる
15
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KEN
秋虫の 歌は尚冴ゆ ぬばたまの 山影の上 鼓の音に
12
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横井 信
草むらをかき分けて行く擦り傷の勲章になる夏の冒険
16
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樟明子
木の陰の微かな風の流れくる靜かな場所で息を吸ひこむ
6
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桜田 武
もし可能なら亡き犬の盆帰りリード持ちあの散歩もう一度
8
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滝川昌之
どうやらね残暑の峠は越えたかと夏バテ馬は往く肥える季へ
16
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ななかまど
地方紙の隅をちいさく賑わすも紙面に載らぬ熊の弁明
12
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緒川みるな
なかなかに哥を詠へば誰か讀む讀む人なくば侘しかりけり
4
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横井 信
手を取って笑い合いたい ゆく夏をそっと見上げて惜しむ星空
13
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緒川みるな
コロナ禍に都市も地方もなかりけり感染擴大爲す術なくに
2
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青き銀椀
草花や樹木の中に流れたる愛しき水の継ぐ生命かも
14
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名鈴
夏負けに 功能ありげなる 味はひよ 到来物の 金山寺味噌
14
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KEN
ケンタウル露を降らせ その声は 樅吹き抜けて 夏雲に消ゆ
12
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灰色猫
初めての二足歩行を思い出そうかけがえのない愛された日を
15
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灰色猫
波平の盆栽を割るカツオくんほんとは甘えたかったんだね
8
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灰色猫
天国の案内板に従って歩くだなんてもっと生きたい
14
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青き銀椀
夕空に一番星でなかりしも一番先に見つけし星よ
13
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滝川昌之
金色のジョッキの滴に俺の喉 待てない待てない叫ぶ乾杯
16
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ななかまど
暑さ呼ぶ蝉時雨より抜けだして少しは涼し法師蝉かな
12
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樟明子
常ならぬ夏の日々の續ゐても藍の朝顏庭を覆ひたり
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