みをつくしのお気に入りの歌一覧
名鈴
君居ねば 胸に穴空き つむじかぜ 身を冷え入らせ 寝も寝られぬよ
9
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滝川昌之
小望(こもち)ならぴたり寄り添う子を褒める月に並んだ火星の方を
20
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ななかまど
学校を出れば子の列だんだんと糸のほぐれてほどけるように
12
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秋日好
愛し合うのちに届かぬ人となる愛は恋へと逆戻りする
16
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横井 信
秋の野を支配してゆくアワダチ草も月のひかりはやさしく照らす
10
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KEN
西比利亞の 永遠に凍れる 土にほふ 聲渡るなり 月抱く瀬を
8
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蔓葵
しらじらとうすくぞ霜のさむしろにむすぼほれゆく宿の月影
10
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蔓葵
下紅葉うつろふまでに冴ゆる夜の虫の音遠き山の端の月
9
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蔓葵
秋深く色づく山をいづるより月の桂も紅葉しにけり
7
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滝川昌之
地層化し箪笥に眠るフリースの発掘作業は初霜の朝
26
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シダ
千万と練りを重ねてこしあんの昔のこころつぐぞをかしき
4
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ななかまど
めぐり来る季節たのみて葉を落とす身ぶるいせわし大樹の公孫樹
13
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名鈴
絵巻見て 恋知る少女 長じては 酒の文字読み 酔ひ戯るるなり
12
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名鈴
海越えて 大和に根付く 百代草 いと時めきて 御紋となりぬ
9
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び わ
烏瓜花瓶の中に太陽が君と出かけたあの日を想い
4
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横井 信
常緑の垣根に育つ下草にやさしく眠るもみじの手紙
11
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ながさき
父返せ 悲しむ母に 住み慣れた 山野を返せ 清流返せ
10
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KEN
あはだち草 燃えて黄金の 花ほむら 身を焚き咲けど 天まだ遠く
12
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滝川昌之
編む妻の温みよ届け三度目の一人の冬に向かう息子へ
23
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名鈴
雲の上の 宴の様を 伝へ聞き 御酒有らなくに 酔ひたる心地
12
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