弥栄成就のお気に入りの歌一覧
青き銀椀
毎朝の一二分なる会話して口調の少しずつ合へばなり
10
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横井 信
それそれの街に降り積む月あかりそっと集めるささいな暮らし
13
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青き銀椀
きみ浮かぶ戀の風船膨らまそ破れぬやうに放さぬやうに
8
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名鈴
平安の 世は冷えにけり 色衣 引き重ねては 清らを尽くす
11
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舞
神庭へ昇る光りの階しの秘跡のごとく立つ朝かな
10
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みをつくし
歸省してふと思ひをり世に出でて動きし齒車止まるを得ずと
25
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ななかまど
新たなる生活様式さけられず会いたき人に会えぬ七夕
11
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名鈴
星合を 雨に幾度 塞かるとも 固き契りぞ 常しへなるよ
14
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可不可
傷ついた小鳥を巣まで戻す様に 甲子園のTV中継
8
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横井 信
手を取って笑い合いたい ゆく夏をそっと見上げて惜しむ星空
13
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灰色猫
初めての二足歩行を思い出そうかけがえのない愛された日を
15
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KEN
ケンタウル露を降らせ その声は 樅吹き抜けて 夏雲に消ゆ
12
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名鈴
夏負けに 功能ありげなる 味はひよ 到来物の 金山寺味噌
14
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舞
今日も終えゆたり晩酌「鈴虫が鳴いてる」とか妻と語りつ
7
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青き銀椀
草花や樹木の中に流れたる愛しき水の継ぐ生命かも
14
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ななかまど
地方紙の隅をちいさく賑わすも紙面に載らぬ熊の弁明
12
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みをつくし
仕事終へ歸り來たらば跳ぬ犬二疋 老主に代へて散歩待ち兼ぬ
26
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滝川昌之
どうやらね残暑の峠は越えたかと夏バテ馬は往く肥える季へ
16
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桜田 武
玄関に真新し鞄背負う笑顔入学に臨む孫いざ出陣
5
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トウジさん
身のために 水分摂れと 達せらる 腹いっぱいで 食欲失せぬ
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