弥栄成就のお気に入りの歌一覧
青き銀椀
秋想ふのち知らずとも黄昏るる前に訪ねて人戀ふべきに
11
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舞
この俺も対象なのかシニア割り嬉しくもあり寂しくもあり
5
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名鈴
夏の夜の 花火の集ひも なかりけり 戯るる声せで 虫すだくのみ
13
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青き銀椀
ひさかたの光待つ春なつかしき山たそがれて秋は解けゆく
8
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青き銀椀
御世に経る年祀るべく久方の無無明なるをたとへ調べり
8
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青き銀椀
虹見ればわれ久しぶり雨跡に夏模様なる語りとも見ゆ
13
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みをつくし
意に添はぬ轉任なりと日々託つ 五十路に近き哀し人あり
19
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ななかまど
南へとアサギマダラは旅たちぬ刷り込まれたる命の形
11
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只野ハル
極寒の厚い氷のその下の深い海にはいるかもしれない
6
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只野ハル
室外機熱を吐き合う隣家との狭い通路は金星のよう
9
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滝川昌之
片方の夫婦茶碗を仏壇へ手向ける叔父の心細さよ
17
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横井 信
昨日よりひかり増してく上弦の月に照らされ虫の合奏
12
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名鈴
萎ゆる草 雨を賜へと 鳴神に 額突きたれど 雲率て去につ
10
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舞
晩酌は夏の終わりの雨音と古今集など酒の肴に
7
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トウジさん
干し竿の上でガガンボ揺れ笑う 俄雨よと 干しなおす吾に
9
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ななかまど
軒下にことわりもなくスズメバチ巣ふくらみて木星のごと
9
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みをつくし
旅籠宿主なき部屋眺むれば セピア消え果つ長谷川一夫
20
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滝川昌之
夕立は粗熱を削ぎ水滴の残る網戸が招く涼風
17
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トウジさん
逆しまに伸びて現る影法師 光射すほど正体見えず
10
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KEN
法師蝉 上枝下枝に 百萬遍 無縁佛の 供養の七日
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