詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
天鳥
窓の外雪から雨にかわる夜子どもの声に不満が混じりて
7
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ななかまど
味噌汁の味噌いれる音聞こえれば止めねばならぬ二度寝の夢は
14
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滝川昌之
抜けてきた辛き受験を偲びつつセンター入試の子らへエールを
16
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千映
新年会老いも若きも盛り上がる無理して「雪国」歌う青年
11
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へし切
ぬばたまの夜もふけゆきて氷雨ふる雲井はるかは雪にやあらむ
20
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ななかまど
老二人ときに気配を消して居る言い争わぬ鴛鴦のごと
18
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夢士
盃に屠蘇酌み分けて祝い酒残す伝統孫に伝えむ
12
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KEN
雪の如 清くもなれず 雨の如 流せもせずに 霙に濡れる
13
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林林
梅の枝に蕾のあかちゃんぽつぽつとそれぞれの冬を耐え抜いて、今
18
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ななかまど
滑らかに時ながれゆく図書館のシニアの舟にわれも乗りたり
10
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滝川昌之
疼くのは古傷でなく季節(いま)の傷 指先割れて寒染みる傷
17
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夢士
今ここで「落としましたよ」と恥ずかし気小走りで去る少女に感謝
11
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横井 信
まだ僕は刈田の中で見上げてる朝陽に染まる遠い雪山
18
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ななかまど
連れだちて去りたる梅の枝さきに揺れ残りたり春を待つ日に
13
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滝川昌之
成人の式に行く子が礼を言い涙ぐむ妻見て貰い泣く
16
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詠み人知らず
無謀さがぶつかり削れ磨かれておごることなく大人の流儀
5
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へし切
越前の荒ぶる風に耐えて咲く 人も斯くあれ 水仙の花
26
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林林
ため息ともつかぬ吐息を感じとり「どうしたの」って聞いてくる子よ
13
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蔓葵
うち匂ふ風なかりせば射干玉の夜のにしきをしら菊の花
13
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名鈴
いぶせかる 田舎世界の 関を越え 天下の図広げ 見ばや聞かばや
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