詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
KEN
野うさぎの 耳奥いまだ 殘るらむ 絶えて久しき かの遠吠えよ
8
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名鈴
我が庵の 若木の蕾 固きまま やがて春や来る 今は根延へよ
19
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ななかまど
はんなりと季の年輪きざみつつ都は凛と寒とじこめる
11
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うすべに
散り果てた細い枝先星あかり 天上めぐるすばる目で追う
8
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名鈴
神は見つ 善き弟兄の 捧げ物 験に鐘を 鳴り響ましむ
13
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ななかまど
おきざりにしたかなしみようたってよかこたちの夢めざめるように
7
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うすべに
かぼちゃ煮る母の背中の湯気の色 柚子の香りのやさしさに酔う
13
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横井 信
冷えてきた冬至の夜に読み終えた本を閉じれば柔らかな雨
14
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リクシアナ
かりそめの信徒となりてロザリオの曇り拭えど映る星なき
15
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林林
縛られていると思っていたものに守られていたと気付くさよなら
17
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恣翁
忙しげな 師走の町の足音を 遠く聞きたる 冬至の湯かな
12
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高松 蓮
宴の夜 ここでの集いも 最後かと 明るい顔で 感慨を呑む
8
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夢士
うたのわの園に集ひし友垣の戻り来る友顔見せぬ友
16
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舞
雪の積む仄の明るかる闇の夜はひとを偲びて哭くによき夜
8
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紫乃花々
かなわぬも 亡き父母と 暮らす日々 夢描きては 泡となりけり
6
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横井 信
僕だけの輝くものが欲しいから何を贈ろう夢の記念日
12
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林林
君からの文に心が沸き立ちて言葉が追いつかなくて幾年
15
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名鈴
人のみに 心有りとは 驕りなり 数ならぬものも 確と兆し持つ
43
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KEN
まがつみと 悔いと落ち葉を かき亂し 山犬の群れ 月影を噛む
10
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荒野のペンギン
懐かしい あの人が今 目の前を 通り過ぎてく 他人の顔で
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