行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
コタロー
大木に數多群がる雀らの聲のうるさき吾を見て止みぬ
7
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コタロー
バス停に敷き詰められし落葉たち次に來る風じつと待つてる
10
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コタロー
草叢に柿の實數箇落ちてをり鳥の突きし跡が殘りぬ
7
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コタロー
蓮の池カメラ構へる人避けて水面を見れば鯉が泳ぎぬ
5
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コタロー
秋空に一筋伸びる白い雲遙か彼方の人も見てゐる
10
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コタロー
秋の朝散歩する人多かりし今日は二人に「おはやう」貰ふ
5
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コタロー
大柄な鷺は身體を動かさず池の中にてそつと佇む
5
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コタロー
遠くへと電車の音は去つて行きゲートボールの球は轉がる
9
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詠み人知らず
麗らかに コンポート煮る無花果の甘き匂ひに滿ちあふる秋
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詠み人知らず
スポーツのテレビ観戦九月果つ試合試合に時のヒーロー
14
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詠み人知らず
アルバムに子の運動会の目じるしにと赤い靴下履かせてをりぬ
13
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詠み人知らず
名の知らぬ色鳥庭にあさなさな木の枝かげに聲の愛らし
16
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詠み人知らず
零れ咲く萩に魅せらる蝶たちの深みゆく秋を亂舞してをり
18
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滝川昌之
格上の巨漢が首を傾げだす桜ジャージの下がらぬ士気に
17
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滝川昌之
トライ後に距離と角度と風を読みコンバージョンを狙う孤独よ
14
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滝川昌之
泣き声が持ち主でしょう小さき靴 歯科医受付まで届ききて
15
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KEN
たまゆらの さだめと燃ゆる 流れ星 桂花のにほふ 天に弧を描き
12
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KEN
シベリアの 大河の雫 散らしつつ 白鳥の影 デネブ掠めた
11
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KEN
ぬばたまの 秋の夜更けに ただ一羽 十字に灯り 白鳥の行く
14
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KEN
珪石の かけらのやうに 輝きて 小鳥は眠る 嵐止む朝
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