行宮偏(仮之名)のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
秘密基地 空き地の土管で見た夕陽 頬染める友 永遠(とわ)とした頃
20
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滝川昌之
筆と成りキセルと成って生き生きと噺家の手に踊る扇子よ
21
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滝川昌之
探偵を模したパイプはハッカ味 二十面相追う少年団
20
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コタロー
冬日射す神社の石の鳥居には太き注連繩凛とし下がる
10
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コタロー
早朝の農婦默々草取りす農夫夕暮れ鍬打ち止めず
6
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コタロー
完熟のたわわに實る柿を喰ふメジロの番ひ小さく鳴くなり
11
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KEN
夜の風の 冷たき程に 映えにけり 朝日を返す 峰の白雪
14
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KEN
袈裟懸けに 深く冷たく 影を切れ しぐれの研ぎし 月のやいばよ
13
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KEN
この秋の 野分の跡の 川の岸 眞砂を探す 鷺影ひとつ
14
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KEN
たまゆらの 黄金の色の 槻木の上 鷺流れゆく 弓月射る如
16
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横井 信
道端の落ち葉をきつく踏みしめて呼び鈴鳴らす秋の足音
16
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横井 信
沈みゆく月を見送る早朝に一輪咲いた白い山茶花
14
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横井 信
秋枯れの枝に集まる鳥達と冬を迎えるつめたい空気
12
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横井 信
コーヒーの湯気のやさしい霜月に雨の降り出す朝のひと時
11
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横井 信
秋深く野山を駆けた北風を海へと送る鳥の歌声
14
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横井 信
街中に届いた秋の彩りに缶コーヒーのぬくもり探す
13
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横井 信
枯れススキ見下ろし走る列車へと乗り継ぐ人の吐く白い息
11
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横井 信
霜月の深まる秋の刈田から風に流れる鳥のさえずり
7
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恣翁
軒に干す大根の葉の 乾きぬる音ぞ 夕べに紙揉むごとき
16
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恣翁
行く秋の 曇れる午後は 輪郭の消えて 色彩ばかり目立てり
16
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