詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
夢士
水無月になりてうたのわ眺め居るうた読みすれど詠むこと久し
14
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うすべに
咲く花の白きを見れば飛鳥川 かほりもゆかし遠きふるさと
11
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横井 信
草むらを照すライトにやわらかくひかりを残し落ちる雨だれ
13
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横井 信
首筋をそっと撫でてくそよ風に耳をすませば遠き潮騒
10
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コタロー
曇天の池は寂しく鳰一羽龜が一疋魚も一疋
8
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コタロー
木漏れ日の中に聞ゆる鳥の聲枝を飛び交ひ姿を消しぬ
6
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コタロー
池望む手摺にありし蜘蛛の巣の蜘蛛は逆さまどれも動かず
7
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吉野 鮎
耳もとの汝が囁きに月來香蕾ほどきつ眞白かほらす
8
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吉野 鮎
吾が裡の奧處の燠火にほとほとと戀そそぐごと汝がふふむ笑み
10
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灰色猫
時と云ふうねりを渡る恋の舟あやめもわかぬ夜の向かうへ
16
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恣翁
床の上に起き直り 襟寛げて 寝汗に 団扇の風を入れたり
14
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幸子
誰一人もらさず鬼より守らむとする乙女は鬼の命をも惜しむ
10
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へし切
梅雨に入り田植えも終えて畔道の片葉も白き半夏生かな
18
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KEN
菩提樹の 花の一片 絲に止め 何を悟らむ 蝶を待つ蜘蛛
11
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KEN
母を呼ぶ 泣き声枯れて 涙尽き 裸のままで 稚兒は骸に
10
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KEN
さみだれの 幾粒を止め 魂に變へ 一藥草の 白燈るかな
10
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滝川昌之
伸びしろは支柱の丈と決められて定め知らずに無垢なアサガオ
15
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滝川昌之
しとど降る雨に巣篭る子らのため稚貝つつくか磯のヒヨドリ
20
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西村 由佳里
気が付けば心が歌を歌ってる良い日悪い日どちらの日にも
5
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青き銀椀
先輩はおのれに厳しき人なれば短歌指導もおのずと厳し
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