詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
コタロー
ブクブクと泡の沸き立つ青田觀る田螺の横を蟲が泳ぎぬ
5
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コタロー
梅雨晴の池の岸邊は憩ひの場輕鴨と鵜仲良く休む
9
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コタロー
近所なる家の飼ひ犬吾の顏を覺えてくれて近寄つて來る
7
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恣翁
待ちわびし君との逢瀬 叶ふ空 窓の月見て 浮き橋渡る
18
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灰色猫
天川を渡せる橋で出会ひては別れし君に天の衣を
16
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灰色猫
亡き父の遺影にそっと問いかけるもっとわたしを叱って下さい
19
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灰色猫
ひたすらにナイフのような方でした放つ言葉が泉のような
22
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滝川昌之
里芋の葉はいつまでも雨粒をあやしていたい赤子のごとく
21
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滝川昌之
立ち漕ぎで上った坂は若き坂 老いの下りは加速する坂
21
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滝川昌之
艶やかな浴衣花咲くほおずきの浅草寺(あさくさでら)に市が立つころ
22
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横井 信
草むらにふわりと揺れる白蝶と梅雨の合間のひかりを浴びる
14
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横井 信
垂れ込めた雲を見上げて七夕の青田にそっと汗が流れる
12
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横井 信
立ち止まる強い日差しに目の前の川の流れと初蝉の声
11
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へし切
独り身は頼るもやらず頭痛かな眠れぬ夜を過ごす悲しみ
17
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へし切
ねがわくは安らけくあれ 身と心 言霊やどる歌にしあれば
17
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KEN
闇の夜の 川面の音は 荒ぶれて 痛手の獸 吐く息のやう
10
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KEN
たなばたの 飾りを眞似て 女郎花 座敷わらしの 願ひ聞く夜半
13
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KEN
星へ行く 手垢のつゐた 乘車劵 燈りにかざし 通る改札
14
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まぽりん
こぬか雨なみだに袖もほしあへず後の逢ふ瀬をいつと知らねば
34
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幸子
白髪染三段腹にソバカスにどうしてくれる君が好きです
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