詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
寝惚亭奥地新吾
長雨にヒマワリの花見上げつつ眺め暮らせり気晴らしは無し
3
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滝川昌之
夏色へ濃さの進まぬ空へ向け小さなエールつゆ草の青
17
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詠み人知らず
ゴミ箱へフリースローは慎重に一歩たりとも動けないから
7
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舞
サッポロのテレビ塔立つ大通広き夜空に夏の三角
8
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ななかまど
茄子胡瓜梅雨寒のもと耐えてなお畑にぎわす朝に夕にと
8
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うすべに
宵山の街を浄める夕立に 霞む愛宕の淡い夕焼け
12
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へし切
今更に将棋ならふは恥ずかしく大人のための再入門書
17
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可不可
東京に真夏日でました 昨日は京アニが燃やされました
5
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行宮偏(仮之名)
ナグプール どういうプール? ささやかな夢想を乗せる雨季の砂利道
12
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滝川昌之
長雨で羽化したままに身は濡れて鳴けず飛べずの蝉の寒さよ
18
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まゆき
違いなど些細なもので眠れないあなたのあたまに増殖する山羊
5
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千葉 甫
問題を解きあぐねつつ無意識に前歯で噛んでいたピーナッツ
7
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夕夏
せきばんにもじをきすじだいがよいかしりこんにきすよめぬみらいと
6
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水海はるこ
「わかるよ」のグローブつけて殴るとき人は笑顔で「わかる、わかる」と
6
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水海はるこ
本当に「じょきじょき」という 三年の月日を切り落としていく音は
7
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吉野 鮎
遠花火梅雨寒の夜震はせて小糠のあめに咲かす大輪
19
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横井 信
使わないプールで泳ぐ満月をそっと見下ろす廊下を歩く
17
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KEN
濡れたまま 祈る少女の 拇指を ほのぼの照す 夜汽車の燈り
12
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詠み人知らず
キンドルで試し読みして別れ道右は図書館左これにて
14
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へし切
床に伏し ひと日を過ごす悲しさよ 老い身に応ふ 梅雨寒の空
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