つゆふみのお気に入りの歌一覧
コタロー
新緑の中に置かれし木のベンチ隙間を見つけ草が伸びたる
5
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コタロー
梅雨の池水は濁りて嵩を増し生き物たちは姿を隱す
7
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光源氏
君を待つ春のなごりのまどろみに散りゆく花の心あらなも
44
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光源氏
うつし世の流れにまかすうき影にさびしく寄する夜半の川風
12
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光源氏
花染めのゆかしき色に抱かれてすずろに乱る恋の明け暮れ
10
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KEN
ほとばしる 光りの垂水 散る岸に 撫子の花 撫子の花
8
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KEN
丘の上 雙子の星に 姉弟は 母の子宮の 記憶を探す
9
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KEN
パルドラの 哀しい蝎 星となり 朱色に燃えて 寫す魂影
9
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KEN
ほんたうの 神樣の前 再開を 願ふ魂逹 召される支度
9
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光源氏
鐘寒き納骨堂に手を合はす涙のごとき雨に濡れつつ
19
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灰色猫
七夕が来るたび父の生き様を心静かに想うのだろう
21
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灰色猫
廃校のプールで泳ぐ金魚たち色とりどりの子供のように
22
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KEN
命より 召される事を 選ぶ魂 甘く哀しい 苹果のにほひ
10
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KEN
濡れたまま 祈る少女の 拇指を ほのぼの照す 夜汽車の燈り
12
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KEN
射ぬく鶴 腕に抱き止む インディアン 影遠ざかる 時間の窓辺
6
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コタロー
踊り切りほんのり汗が滲む頃冷んやりしたる氷を舐める
9
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コタロー
しとど降る雨に泳ぎし錦鯉華やぐ色を己は知らず
13
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コタロー
濡れそぼつ雨に咲きたる七變化褪せた白色うつつに殘し
8
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幸子
雨の日の時間は子らがくるくると回す傘から紡がれてゆく
12
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幸子
もし告げて砕け散ってもあなたへの想いは花となって舞うだろう
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