詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
子が帰省 近況ひとつ聴く間なく友が連れ出しいつもの我が家
27
もっと見る
灰色猫
小豆炊き砂糖で煮込みぜんざいを一夜寝かせる魔法にかける
24
もっと見る
花散姫
書架ぬって回遊するごと 吾なりぬ言葉の海を泳ぐ魚に
8
もっと見る
もみじ☆彡
君がゐて 君と語らひ 君ほほ笑みて ありふれた店 安らぐ聖夜
13
もっと見る
うすべに
からころと急ぐ足音追いかける あたしをおいて射的に夢中
9
もっと見る
千映
年内で母の命も危ないとまだまだ元気笑顔を見せる
11
もっと見る
横井 信
朝方の雪は静かに消えてゆき窓の外へと白い息吐く
8
もっと見る
横井 信
いつまでも安定しない足取りで冷たい風に吹かれて進む
10
もっと見る
へし切
忙しなく過ごす晦日暮れかかる風も冷たきこの師走かな
16
もっと見る
KEN
セシウムの 數値を示す 燈りのみ 雪にチカチカ ななどめの冬
15
もっと見る
KEN
豬の蹈む 雪跡寒く 音もなく 人の跡絶えた 摩利支天の森
11
もっと見る
夢士
大寒波来たりて空や青く澄み木々風にゆれ蝋梅の咲く
14
もっと見る
滝川昌之
進物の線香は着く頃だろう無念の友の鈴に寄り添え
18
もっと見る
灰色猫
お餅買いみかん箱買い数の子もお節だけなし忌中の正月
21
もっと見る
煩悩
三階の窓を月が通るからしばらく雪は蒸発しなさい
6
もっと見る
横井 信
年の瀬の眠りについた工場を静かにつつむ鳥のさえずり
16
もっと見る
横井 信
雪を呼ぶ冷たい風がひと休みビルの狭間に花びらを敷く
11
もっと見る
KEN
ぬばたまの 師走の闇に 舞ふ螢 落ちる身蹈めば キシキシと泣き
10
もっと見る
コタロー
樹々は皆剪定されてすつきりと枝の隙間に見える青空
8
もっと見る
コタロー
農夫等の居らぬ冬田は風ばかり手押車は伏せて仕舞はれ
9
もっと見る
[1]
<<
89
|
90
|
91
|
92
|
93
|
94
|
95
|
96
|
97
|
98
|
99
>>
[109]