詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
行宮偏(仮之名)
ナグプール どういうプール? ささやかな夢想を乗せる雨季の砂利道
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KEN
命より 召される事を 選ぶ魂 甘く哀しい 苹果のにほひ
10
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KEN
濡れたまま 祈る少女の 拇指を ほのぼの照す 夜汽車の燈り
12
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吉野 鮎
遠花火梅雨寒の夜震はせて小糠のあめに咲かす大輪
19
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横井 信
うつむいたお日様色の向日葵にぽとりと当たるひと粒のしずく
8
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横井 信
使わないプールで泳ぐ満月をそっと見下ろす廊下を歩く
17
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幸子
もし告げて砕け散ってもあなたへの想いは花となって舞うだろう
14
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KEN
鷺逹は 淡雪のやう 舞ひ降りて 眞砂に還る 銀河の時間
11
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KEN
砂になる 間際の命 掴まうと 天の川面で 兩手廣げる
9
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灰色猫
廃校のプールで泳ぐ金魚たち色とりどりの子供のように
22
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まぽりん
花の色はふると知る知るさみだれてけふも一日をながめ暮らしつ
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横井 信
週末の朝の小径の蜘蛛の巣に残るしずくは夢の切れ端
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滝川昌之
学校のプールの底の塩素玉 競い潜れば夏の静寂
19
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コタロー
しとど降る雨に泳ぎし錦鯉華やぐ色を己は知らず
13
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横井 信
涼しげな風の調べを確かめて青田にのぞく白鷺の首
13
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うすべに
雲走る 袖はらむ風梅雨寒の 雨に消え入る初蝉の声
10
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幸子
雨の日の時間は子らがくるくると回す傘から紡がれてゆく
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横井 信
まだ足の痛みは続く梅雨の夜の雲は抱えるかすかなひかり
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横井 信
暗闇を流れる川にほんのりとひかりは溶けて彼方に消える
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横井 信
出遅れたランチタイムの食堂でそっと見つけるやさしい笑顔
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