詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
幸子
メディアにて忘れられれば己まで終わりなき問い忘れゆく無念
13
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滝川昌之
長雨で羽化したままに身は濡れて鳴けず飛べずの蝉の寒さよ
18
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コタロー
向日葵のいつぱい咲ゐた道歩く蝉の鳴き聲邊りに響く
6
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コタロー
星名池溢れんばかり蓮の花極樂淨土を眺めて周る
6
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横井 信
霧雨のシャワーに煙る街並みにいまだ涼しい海の日の朝
15
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うすべに
笛の音に胸おどらせた夏の宵 遠い花火の音もかすかに
9
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KEN
ほとばしる 光りの垂水 散る岸に 撫子の花 撫子の花
8
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KEN
丘の上 雙子の星に 姉弟は 母の子宮の 記憶を探す
9
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へし切
今更に将棋ならふは恥ずかしく大人のための再入門書
17
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恣翁
めっきりと肉付きぬれば 壁に映る 己が影より 目を逸らしけり
14
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リクシアナ
肉親も別れた男も十桁に置き換えられて元年の夏
9
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リクシアナ
朝市の桶に溢るるトルコ桔梗もとめて眩し逃げ水の道
15
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滝川昌之
恨めしく沖の雨雲にらみつけ浮き輪も浮かぬ「海の日」の海
20
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KEN
口笛も 苹果の色も 哀しげで 独り見詰める 銀河の高原
9
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リクシアナ
片耳に鼓動の疼く夏のよる水のうたかた若き潮騒
17
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横井 信
梅雨明けに蝶は自由に羽ばたいて青田を渡る風を見つける
14
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へし切
梅雨のなか身は楽しまず 鬱々と こころの空も晴れやらぬかな
15
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煩悩
眠りたい眠りたいのにあまりにも蛍が舞ってバスが出そうだ
6
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滝川昌之
二回戦くらいで負ける母校の名さがす紙面に白球は飛ぶ
17
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詠み人知らず
在りし日の夫ほめてくれた待ち受けの画面そのままに三年の夏が
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