詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
吉野 鮎
鈍色に明け初むそらにひぐらしの聲とけゆける梅雨明け未だ
12
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吉野 鮎
しかと冴ゆ望月みたす光の夜狂女の面に篝火の陰
11
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滝川昌之
学校で育てたアサガオ庭先に来て夏休み始まる隣家
19
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横井 信
まだ明けぬ長引く梅雨の街路樹にふたつ並んだ蝉の抜け殻
12
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恣翁
蝋燭の暗き火 夜風に瞬きて 百物語 佳境を迎ふ
15
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横井 信
あてどなく青田を渡る風を浴び歩き続けて晴れてゆく空
12
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KEN
しあはせの ありか教へず 遠き路 眩しく照す マジェラン星雲
11
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KEN
褪せた本 閉ぢて帰れば 重き雨 夜行貨物が 河渡る音
10
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うすべに
はすの花 うすもも色にほほ染めて 雲にほほえみ夏空を待つ
9
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滝川昌之
外灯下ひっくり返ったカブトムシ起こせば続く夏が飛び立つ
16
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煩悩
大盛りのクリームパスタを最後まで残さぬように舐めている舌
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KEN
遙か先 光り輝く 神の丘 友は召される さだめのままに
10
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KEN
目を腫らす 少年見詰める プレシオス 鎖解けよと 窓に射し込む
9
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うすべに
丘下り菩提樹の葉を揺らす風 祇園精舎の夢を見ている
12
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横井 信
まんまるの波紋広がる水たまり そっと広がる雨の歌声
15
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吉野 鮎
力士より呼び出し彼にぞつこんで人それぞれに相撲の嗜み
13
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滝川昌之
夏色へ濃さの進まぬ空へ向け小さなエールつゆ草の青
17
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灰色猫
暗闇に光を描く七色の魔法の筆が折れませぬよう
21
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恣翁
独り居の床に臥しせば 梅雨寒の雨ほど 辛きはあらざらましを
15
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コタロー
道端に群生したるヒメジオン名こそつけられ我も知らざる
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