詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
夕暮れの街に消えてく蝉の声 祭囃子の始まりを待つ
15
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KEN
梅雨寒に 水面の鴨も 湯あみかな 宿の出で湯の 溢れる川邊
9
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幸子
結実に着々歩む実を提げて日ごとに垂れる柿の枝かな
13
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詠み人知らず
吉本のお家騒動落とし所お客ファーストさぁ笑ろてんか
15
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灰色猫
美しく青葉を濡らす五月雨を惜しみながらも海が恋しい
17
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ながさき
生命を 「本尊」とする 思想こそ 人間主義の根源である
10
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詠み人知らず
山野にて かをり漂ふ山百合の風に揺れゐる影も香ぐわし
8
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滝川昌之
ドクドクと軽く握った軍手越し蜥蜴の腹の強き鼓動よ
21
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灰色猫
未来など知らないままの思春期の刃先のように震える心
17
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横井 信
梅雨明けを喜び歌う蝉しぐれやっと始まる暑い夏の日
10
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詠み人知らず
時だけが無駄に過ぎてく老いの坂庭の草取り前に言い訳
15
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詠み人知らず
今こそと天に唾する浅ましさ そんなに嫌ならとっとと出れば
12
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灰色猫
梔子の白き花咲く甘き庭やさしく香る夏の訪れ
23
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滝川昌之
薄日出て水田を駆ける雲の影おびえる稲を抱くアマガエル
21
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煩悩
あなたを捉えてどうしても離したくなくて闇に嵐の襲来
7
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恣翁
鮮やかに色濃き木々に 石畳 坂も静けき長崎の町
16
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横井 信
僕だけがそっと出てゆく夏休み青田を渡るしら鳥の陰
11
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うすべに
雨走る 墨染めの雲山隠し 翳る青田に鷺の白立つ
11
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KEN
さみだれに 火の穗立つ如 忘れ草 いちりん折りて 思ひに翳す
10
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滝川昌之
予報士の見通しよりも明確に雨季の終わりを告ぐ蝉の声
20
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