詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
さえね
野分待つそのつかの間のしずけさがわれらのまちをつつむ夕暮れ
10
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詠み人知らず
腹見せて手足ふりふり蝉の鳴く声哀しくてそっと手に乗す
15
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滝川昌之
さばいてはさばいては焼く鰻屋の炭に落ちるは脂か汗か
21
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横井 信
梅雨明けに嵐近づく丑の日にタレの香りの漂うホーム
11
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KEN
うつせみを 木の葉に乘せて 瀬に流す 獨り遊びの 寂しき夏かな
13
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灰色猫
深海の魚のようにゆらゆらと愛を求めて歩く東京
22
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横井 信
週末に嵐近づく声を聞く駅のホームは夏色の空
11
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吉野 鮎
全方位蝉四重奏響く朝ひさかたの光眞盛りの夏
11
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吉野 鮎
むくげ散る朝の道の水たまりふわぁり跳び超す脚長ききみ
12
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坂本雅則
九条を時代遅れと言う人よならば祖国の為に死ねるか
6
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滝川昌之
五日目で覚えた頃にはもう終わる蝉におよばぬラジオ体操
17
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恣翁
風すらも死にたる町に 照りつける暑き陽 額に汗滲ましむ
16
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煩悩
海軍の撃墜王が未確認飛行物体にコンタクトを取る
6
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KEN
もののけの まなことなりて つくよみは 亂れて濁る 雨雲の上
10
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横井 信
さあ行こう 長袖シャツを腕まくり朝から暑い梅雨明けの空
12
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灰色猫
捨てられた子猫を撫でる温もりを求めていたのは僕のほうだね
19
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舞
迷いつつ明日を探して気が付けば吾れに残さる今日と昨日と
9
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滝川昌之
明けたかと梅雨雲の無き空に問う野分ゆけばとまだ重き南風(はえ)
17
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吉野 鮎
旋囘の機窓に眺む陵の緑陰深き鍵穴意匠
13
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横井 信
何ひとつ見えない明日を憂いつつ川を渡ればやさしい夜風
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