うすべにのお気に入りの歌一覧
ななかまど
紫のニンジンボクが咲き初めばマルハナバチの喜ぶお尻
11
もっと見る
灰色猫
角帯に浴衣見つけて胸さわぐ盆に櫓で叩いた太鼓
9
もっと見る
ななかまど
世におらぬ母の仕草のくさぐさがわれ詠む歌のなかに佇む
17
もっと見る
きくゑ
散り際の桜悲しき霧に浮く風なき朝にうすべに沁みる
11
もっと見る
舞
あと幾度花に逢えるかまだ固い桜ながめて語れる母は
10
もっと見る
茂作
孫來ると妻よりLINEの知らせあり 家路に向かふ歩幅が擴ぐ
13
もっと見る
ななかまど
雲間から日の射しおれば裸木が雪の絹布に描く麗人
13
もっと見る
ななかまど
やれること選びて今日もそこかしこできるとこまで老いの時無し
12
もっと見る
ひげじぃ
新しき手帖めくりて縁側の佳き日願ひつ猫の爪切る
23
もっと見る
横井 信
枯れ葉すら片付けられて年の瀬の風に揺れてる冬の虫かご
13
もっと見る
ななかまど
今年またおまえの翔ぶを羨望す湖と空とを繋ぐ白鳥
17
もっと見る
横井 信
稲刈りのすすむ棚田の秋の夜の月のあかりに踊る白鷺
14
もっと見る
KEN
良し惡しは 掬ぶ心と わきまへて 湧き出づ思ひ 中に梅干し
13
もっと見る
茂作
磐餘池鴨住む水の無き今日は 如何でか皇子の思ひ知るべし
13
もっと見る
横井 信
稲穂から首を出してる白鷺のじっと見つめる夏の残像
14
もっと見る
横井 信
つゆ草の花は揺れても夏はもう遠くにかすむ半袖のシャツ
14
もっと見る
灰色猫
新しい技術が発明されるたび冷えた麦茶が懐かしくなる
15
もっと見る
横井 信
降り出した激しい雨の暗い朝 夢の中までたまった疲れ
10
もっと見る
KEN
わらべらの うたかたの夢 しやぼん玉 吹かれはじけて 行く夏の空
14
もっと見る
ななかまど
霏々と降る雨のはざまをさがしつつ私の夏はまだまだと蝉
12
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
>>