うすべにのお気に入りの歌一覧
ななかまど
秋の風みぎにひだりにやんわりといなして寂し野に立つ芒
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ななかまど
遠山が雪をまとえば独り居の友へのラインは電話にしよう
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睡密堂
寂しさを希釈するためコーヒーを甘くしてみた土曜日の午後
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KEN
いにしへを 追はれ追はれて ふぢばかま 工業団地の 坂の片隅
10
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ななかまど
豊作の願いを込めし木守り柿やわき光に赫かがやけり
17
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横井 信
稲刈りのゆっくり進む野辺に舞う蝶も戸惑う急な冷え込み
13
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舞
蕗の葉のコロボックルも冬支度のどか小春日北の国にも
12
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ななかまど
ストーブの薪積みおわり雪虫と冬が来るのを待つも酔狂
14
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ななかまど
鰯雲浮かぶ晴れの日あたらしきコーヒーショップの手書きのメニュー
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灰色猫
ひぐらしがまだ鳴いているまだ夏を生きていたいと森が鳴いてる
14
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茂作
うちふさぐ人のこころを勵まして 濱に殘れる一本の松
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ななかまど
吹きわたる美瑛の丘の涼風をとらえし葉書とどく夏の日
17
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ななかまど
朝市に見つけて嬉し布目つくむかし豆腐の包丁の跡
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び わ
手を繋ぎ家内と散歩神社まで手から伝わる六〇年が
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御茶ノ水 啓太郎
ゆく夏の形見を空にとどめ置きてあなたへ渡るあけいろのくも
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アシタカ
雷に怯える老いた柴犬の丸い背中をそっと撫でやる
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灰色猫
七色の色水しぼり短冊に染めた願いはまだ淡いまま
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ななかまど
父母をこの世に迎える精霊馬つくりておれば戻りくる日々
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艸介
日盛に夜が落した残月を グラスへひとつ転がしてみる
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只野ハル
陽射し避け午前は西に午後東部屋の移動は冬猫の逆
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