うすべにのお気に入りの歌一覧
茂作
書き初めの墨の香りの新しき 寫す心經同じなれども
14
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こんふぇいと
年越して窓にたたずむもみの木が肩身狭しと松飾り見る
8
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睡密堂
君の骨抱えて帰りお茶を淹れお疲れ様と問わず語りに
11
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ななかまど
ビル群に沿うように立つ街路樹のすがた侘しき風の通い路
18
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ななかまど
冬至の日残すところもあと十日習わしなれば南瓜を喰みて
19
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舞
人生と一人相撲す頃は過ぎ折れたつばさに見た夢偲ぶ
12
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滝川昌之
助手席の君から寄ってくるのなら右急カーブが続いてもいい
23
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横井 信
道端で拾った種を植えてみる春を夢みる冬のベランダ
13
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横井 信
あと少ししずかな夢を見ていたい冷たい冬の朝の青空
13
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ななかまど
この星に八十億の人宿り八十億の物語あり
19
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舞
忘られるみ山の里の廃校の櫻もみじの人なくに散る
13
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ななかまど
みずからの齢知らねば古猫は魚の骨にしばし手こずる
13
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バジル
麗しき四季を祖国が失くすとも里の紅葉よ秋を忘るな
17
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舞
火の酒を干したグラスにもがり笛聞こえて哀し人偲ぶ酒
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ななかまど
立冬が来れば早々日は落ちて人や恋しと問えば北風
15
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横井 信
乗り換えをゆっくりと待つバス停のそっと挟んだ落ち葉の栞
14
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ななかまど
一枚を虫にほどこす白菜は初冬をひかえ固く丸まる
15
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横井 信
退院の父の隣で初取りの秋大根を抱えて笑う
15
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バジル
竜胆の花は聡明 背を少し屈め手を組む祈りの姿
18
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ななかまど
霜降れば味噌の香うれし汁椀にまつ毛を濡らし湯気にいただく
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