詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
可不可
空みあげる閑も無い地の上 あちこち群れるサル目ヒト科
10
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新座の迷い人
戦地へと 勇んで国を 出たからは 手柄も無くして 弾薬きれて
9
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滝川昌之
交代で「明日咲くわ」と朝顔の花のバトンが蔓から蔓へ
26
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朝野沙耶
破れゆく幼き頃の純粋は矛盾だらけの街にのまれて
9
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光源氏
身をまかす時の流れのうつろひにたれや知るらむ深き想ひを
174
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詠み人知らず
聞こえるの意識を広げる手に触れるぜんぶの場所からいのちの歌が
28
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詠み人知らず
帰り道 ラーメン大盛り ネギ増しと罪悪感を抱えて 完食
7
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Chico
盜みだしたる戀人の心臟のごと胸に抱けよ 歌集一册
20
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灰色猫
亡き父の遺影の写真を探せどもいつでも父がシャッター役で
40
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横井 信
宇宙から優しく色が抜けてゆき白く霞んで遠き山の端
15
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西村 由佳里
ぺったんと床にお尻を付けながらえっほえっほとダンベルをする
8
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詠み人知らず
不快感考えもせずぞんざいに思うがままにぐだぐだ詠んで
9
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幸子
君知らぬままに生まれしいくつもの君恋ふる歌君知らぬままで
23
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己利善慮鬼
花火花火花火花火の夏の夜ほらまた花火それからお前
4
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滝川昌之
沿線の花火大会知らせてはちらりほらりと咲く浴衣花
27
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恣翁
嘴を振り立て 枝を飛び移る鴉 悪戯な瞳凝らせり
23
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滝川昌之
ハナマルの図画工作を持ち帰り「ただいま」言えばもう夏休み
31
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大野 冨士子
ボランティア嬌声あげて記念写真 すぐ帰りなさい 警察呼ぶぞ
117
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コタロー
些細なる事で母親罵倒したカレーライスがやけに冷たい
17
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千映
こそこそと母は仮装の支度する子にも内緒の 大島アンコ
9
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