ひよこ豆のお気に入りの歌一覧
灰色猫
辻斬りをしているみたい桜枝を秘かに手折る月のない夜
21
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煩悩
この夜の底で渇きの海へ行くひたすら歩め我が四足歩行
9
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コタロー
蒲公英の一輪のみがアスファルト小さく咲けど大きな心
10
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詠み人知らず
もゆるごと蒜山三座錦秋の衣まといて冬引き寄せり
18
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コタロー
足元を見れば草花絲蜻蛉蝶が舞つてる小さな世界
9
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詠み人知らず
対峙する蒜山三座に時雨きて雲間照る山錦の絵巻
17
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南條櫟
音もなく枯野に流るる引地川二匹の犬がぢつと待ちをり
7
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横井 信
水香る刈田で遊ぶ鳥の群れ陽射しの中へ輪を描き飛ぶ
15
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千映
炭俵焚火し暖摂る子らの背に温みのこして登校の朝
15
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へし切
風吹けば カサコソカサコソ聞こえ来る 枯れ葉 舞ふ路 冬の足音
18
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夢士
霜月の風に吹かれて庭の隅独りゆらゆら河原撫子
20
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可不可
走るほど体中の肉が揺れて 男子より不利な重力
10
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滝川昌之
大輪は農家の庭の菊にある夕空高く舞う鳶にある
23
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ななかまど
スティックの乾きたる音地を這いて声の若かり霜月の空
7
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灰色猫
地を這って進化を遂げた肉体が海のリズムで呼吸している
22
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もみじ☆彡
ころころと 静寂ふるわせ屋根を打つ 秋の夜長を 告げるどんぐり
20
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コタロー
青空まつすぐ伸びる芒の穗ゆらゆら搖れて手招きしてる
4
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コタロー
コスモスが風にゆられて歌つてる學生たちの登校眺め
6
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つちだゆういち
他人とは異なる故に怖気づく似通う人もそれ故恐し
10
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KEN
山縵 初の雪にも なお青く 心の奧の 亡き人の如
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