可不可のお気に入りの歌一覧
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蓮生広任
雪の夜君はこたつで寝入ったねママは君だけベッドに運ぶ
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蓮生広任
次の日も僕はこたつでかくれんぼいつまで待っても鬼は来なくて
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蓮生広任
春になり僕をみつけたのはママで段ボールへと僕をしまった
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蓮生広任
窮屈な箱の中でも信じてたもうすぐ君が探しに来ると
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蓮生広任
おかしいないつまで経っても来ない君押入れの中届かぬ光
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蓮生広任
何年も君の笑顔を待つけれど積もる埃に僕は咳き込む
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蓮生広任
いつからか外に出ることあきらめたでもねそれでもまた会いたいよ
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蓮生広任
どれほどの埃が僕に降ったかな箱が大きく前へと進む
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蓮生広任
段ボール封印してるガムテープはがれる音に弾ける期待
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蓮生広任
「お母さん！これ懐かしい！アタシのね？こんなクマちゃん持ってたっけね」
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蓮生広任
「そんなのもう捨てちゃいなさい大切な孫が病気になったら困るわ」
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蓮生広任
「そうよねぇこんなにボロくなったしねとっておいてもしょうがないよね」
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蓮生広任
「そらそうよ、こんなの誰も喜ばない捨てちゃいなさいただのゴミでしょ」
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蓮生広任
大きめの半透明のごみ袋久方の君ぼやけて見える
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蓮生広任
押入れを占領してきた僕たちは袋の中に押し込められる
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蓮生広任
手を見ると糸がほつれていることに気づいて祈りの言葉も出ない
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蓮生広任
「とりあえずここにしまっておきましょう」袋のままでまた押入れに
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蓮生広任
掃除機を出す時だけに押入れに光が入る君がぼやける
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蓮生広任
侵略者僕の袋をひきちぎる「触っちゃダメよ ばっちくなるよ」
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蓮生広任
侵略者僕を見つけてふりまわす右肩の糸音立てほつれる
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