詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
可不可
爪よごしても皮むいて一粒づつ 互ひの口にトスする甘栗
7
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水海はるこ
カルテから目を離さない先生に手短に語る六年の澱
11
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煩悩
薄々とペーパーブックに載っている後ろ姿どこかへ急ぐ
7
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横井 信
曇天にそっと色づく公園の木の枝揺らし風は暴れる
12
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滝川昌之
秋の野に若き我が家を偲びつつ遊具の横で拾う団栗
25
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詠み人知らず
もう居なくなったあなたを感じてる量子も愛せる女に成った
5
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秋日好
風邪ひこう 手ぐすねひいてる喉奥に豚汁流し蓋をしてみる
11
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つちだゆういち
一夜でも長く生きよと願うのは駆けつけ来る遠き親族
17
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夢士
島影に入りたり出し鳶あまた伊勢志摩湾に沈む秋の陽
15
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只野ハル
物言わぬ唇寂し秋の風甘いものなど食べたくあれば
13
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KEN
頬杖を つゐて微笑む 野のほとけ 横ふる雨を まぶたに溜めて
21
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滝川昌之
あちこちの屋根で古木で作業着が野分の始末 汗ばむ一過
26
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詠み人知らず
醜きはこれ見よがしの吊るし上げ過去の遺恨と男の嫉妬
13
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詠み人知らず
「ギクッ!」とか「ドキッ!」と声に出して言う人もわたしは二人知ってる
7
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灰色猫
八百万まほろば眩し神々の宿りし大和の風姿めでたり
22
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灰色猫
ど田舎の小学校へ転校しあたしは神になってしまった
21
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灰色猫
自らが己の神でないのならなんて無力な生き物だろう
21
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可不可
颱風の連打にレッドカード出す ドクターストップ欲しい此頃
8
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滝川昌之
肉眼でクレーターまではっきりと秋の夜長の妻のスッピン
18
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舞
病む母の痩せゆく背なをさすりやりまた聞きたくも吾叱る声
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