詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
滝川昌之
高啼きで雑木林の葉を落とす百舌鳥よ招くな木枯らしはまだ
23
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恣翁
皺ばめる 寂びし額は 経りし日を刻みて 秋の陽こそ浴びけれ
22
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詠み人知らず
かしげ傘お江戸の小粋香る町雨の浜町明治座あたり
18
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ひよこ豆
いつも見る景色にひとつぽっかりとやさしい色の欠けた淋しさ
24
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ひよこ豆
言の葉が後方二回宙返り着地ふらつき戸惑い隠せず
18
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横井 信
ゆっくりと小山を登る 艶やかに色づく柿の枝を見上げて
12
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横井 信
交差点 秋風に揺れ聴く声は運動会の終わりを告げる
12
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夢士
澄み渡る空に照る月十三夜 愛でる二人の影や一つに
20
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石川順一
草すらも生えぬ砂漠の様な庭地衣類コケ類ばかり蔓延る
15
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KEN
シナモンとバターの香るパイの部屋林檎うたた寝吐息も甘く
17
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滝川昌之
長く伸び付いて離れる帰り道つないだ影は君の温もり
20
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滝川昌之
集団で踵を返す椋鳥の逸れたドジを入日が笑う
23
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恣翁
蟋蟀の 鳴き弱りつる声聞けば 夜寒身に沁み 哀しかるらむ
21
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詠み人知らず
五年ぶり八重洲北口北回りお上りさんですお願いします
14
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詠み人知らず
町火消し揃い半纏水かぶり一番纏に命をかけて
13
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秋日好
誰向けにできているのか世の中は誰も誰もが生き難いなら
20
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灰色猫
白雁や翼を持たぬ喜びを秋の空より祝っておくれ
21
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灰色猫
指先で星座をひとつ描いたのあらゆる夜を導くために
20
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坂本雅則
あらたふと米之宮社の新樹光しづしづ歩む新婦にそそぐ
7
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坂本雅則
「嫁さんに、なってくれや!」と言う僕に「ウチでええの?」と君が答える
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