詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
石川順一
大輪の紫陽花は咲く百合も咲くペチュニア少し遅れて咲けり
12
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葱りんと
ポツポツと 今降りだした 雨音を 闇夜がしっとり 包んで耳に
20
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林林
週始め思いもかけぬ地の揺れよ尊い命還してほしい
24
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滝川昌之
駅前の軍艦マーチとハイライト 煙の向こうの父を偲んで
27
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秋日好
大輪の薔薇から落ちる花びらは芝生に浮かぶ小舟数千
19
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詠み人知らず
親の子で つまらぬところが父に似る 融通利かぬもバカ正直も
17
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灰色猫
やさしさに甘えてばかり大切な礼を忘れて君を傷つけ
33
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石川順一
地割れする田圃にあるのは水だけで田植えの終わりし田に比し虚し
10
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仁奈
制服が私の横をすり抜けて風さえぬるい夏のまぼろし
9
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詠み人知らず
無情とて命は命 ながらふに植物摘むは罪にあらずや
12
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へし切
つれづれに老いの慰み歌を詠む その日暮らしの あれやこれやと
23
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灰色猫
瓶のなか可愛い梅はころころと頬を赤らめ初夏に染まりて
27
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滝川昌之
一緒だと弱冷房車を選ぶから 妻の安堵を冷まさないのさ
18
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恣翁
青黒く 庭のヤツデを染め上ぐる 鳴神月の雨の色かな
23
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林林
うぐいすの林のそばの四つ角であなたにおはようどうかご無事で
18
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へし切
ほととぎす来鳴く宵居に照る月の影もほのかに浮かぶ顔
22
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滝川昌之
清掃の済んだプールの塩素臭 底一面で映す夏雲
21
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仁奈
憧れていた「大人」にはなれぬまま子どもの頃を懐かしむ日々
9
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詠み人知らず
早や跳ねし舞台の裾の残り火に 独り蹈鞴を踏む人の在り
8
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石川順一
むくどりが電線で鳴く三羽かな二羽は飛び去り一羽でも鳴く
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