詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
横井 信
飛行機の空に糸引く夕焼けのひかりも消えて冷えてゆく風
12
もっと見る
恣翁
霜葉の 風に吹かれて集ふがに 剣崎沖に群るる釣り船
13
もっと見る
滝川昌之
絆創膏 大地に貼れば断層を空には豪雨なくなれと貼る
14
もっと見る
ななかまど
いるか雲母のいるかに追いつきぬときに思い出ふくよかになる
7
もっと見る
ななかまど
知らぬまにそろりかそりと秋の陽は畳つたいて襖にとどく
10
もっと見る
神戸風見鶏
免許證返納すれど繰りかへし若きに惜しきと警官の云ふ
12
もっと見る
源 漫
茜さす昼の銀杏の道の辺を早くとほらむ実の落つるまで
1
もっと見る
灰色猫
すらんぷに絆創膏を貼るからねすらんぷまるごとひっぺがすから
14
もっと見る
松本直哉
のりつぎの駅にわかるるゆふまぐれ領布振るひとのとほざかりゆく
2
もっと見る
神戸風見鶏
秋天に楓の樹仰ぐや萬華鏡 葉擦れ清かに虹の暖色
15
もっと見る
滝川昌之
晩秋の鳥もつつかぬ残り柿せめて暮れゆく里に灯れよ
19
もっと見る
横井 信
結露した窓からのぞく朝焼けのあわいひかりに見送る背中
18
もっと見る
滝川昌之
町内の晩鐘代わりの童謡の夕焼けつないだ親子で小焼け
15
もっと見る
へし切
しみじみと吾の孤独を照らしおり月に寄り添ふこのひとつ星
20
もっと見る
横井 信
月末の会議を終えて夕焼けに浮かぶまゆ月 あとひと仕事
14
もっと見る
神戸風見鶏
愛らしき歌聲聞こゆ兒童館 庭の栃の葉重なりゐたり
18
もっと見る
灰色猫
天国の白い手紙が降りつもる聖夜は概ね幸福でしょう
18
もっと見る
神戸風見鶏
問ひ合はせ囘答を得て開くれば懷かしサイトよみがへりたり
21
もっと見る
神戸風見鶏
シェフレラの鉢より出ずる緑羽の うつくし海鳥舞ひ遊びをり
16
もっと見る
KEN
午前二時 仮面を外し 闇の中 わたしは誰と オリオンに問ふ
15
もっと見る
[1]
<<
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
>>
[159]