詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
うすべに
金色の波の間に間に赤とんぼ 夕陽に漂う羽根のきらめき
10
もっと見る
詠み人知らず
寄り添ふて高く低くと一對の秋蝶の舞ひ影やはらかに
15
もっと見る
可不可
夏だけは羨ましくない黒い髪 アポロンに狙ひ撃たれて
6
もっと見る
滝川昌之
梨狩りより蝉やクワガタ捕る子らに果樹園ちゃっかり虫かごを売る
18
もっと見る
KEN
朝毎に 風に澄むかな 百舌鳥のこえ 彼岸に生うる 葦原の中
13
もっと見る
恣翁
公園に 打ち騒ぎたる子供らの声 聞こえける夏休みの朝
8
もっと見る
へし切
長月の露に濡れつつ君を待つ我を笑ふか有明けの月
13
もっと見る
横井 信
突然の夜空を染める稲光りまだまだ遠いカミナリの音
10
もっと見る
詠み人知らず
夏枯れて向き合う心言葉なく過ぎゆく時節に抗いもせず
15
もっと見る
可不可
まだまだ真夏日のカレンダーに風穴あけて翔べアキアカネ
6
もっと見る
滝川昌之
名月にならねばならぬこの月の月に尽きない月の使命よ
15
もっと見る
詠み人知らず
友くれし秋海棠の苗はいま淡紅色にひととこ照らす
11
もっと見る
恣翁
宅配の来たりて 日乾しの雨傘の陰ゆ 雀の飛び立ちてけり
13
もっと見る
コタロー
ゴミ出しの朝は決まつて鴉ゐてゴミのネットに哀しげに鳴く
6
もっと見る
コタロー
哺育園子を抱き送る父兄らは花壇の如く花を植ゑてく
7
もっと見る
KEN
長雨に ぬれて偲ばむ 秋の月 實を裂く眞弓 闇に黒翳
12
もっと見る
横井 信
長月のアスファルトから香りたつ夏のおもかげ突然の雨
12
もっと見る
横井 信
おだやかな風に吹かれて秋花の窓に流れる夏の残響
9
もっと見る
夢士
涼しげに風に揺れをり玉簾狭き吾の庭朝露光る
10
もっと見る
うすべに
人知れず散り落ちた紅 木の蔭の蝉のむくろにそっと寄り添う
13
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[402]