詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
秋日好
陰翳を付けた薔薇を描く手に心の色は表れ出でて
11
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詠み人知らず
在りし日の夫ほめてくれた待ち受けの画面そのままに三年の夏が
15
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行宮偏(仮之名)
ナグプール どういうプール? ささやかな夢想を乗せる雨季の砂利道
12
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KEN
濡れたまま 祈る少女の 拇指を ほのぼの照す 夜汽車の燈り
12
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KEN
命より 召される事を 選ぶ魂 甘く哀しい 苹果のにほひ
10
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横井 信
使わないプールで泳ぐ満月をそっと見下ろす廊下を歩く
17
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横井 信
うつむいたお日様色の向日葵にぽとりと当たるひと粒のしずく
8
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吉野 鮎
遠花火梅雨寒の夜震はせて小糠のあめに咲かす大輪
19
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うすべに
杖を見て さっと席立つ高校生 暑い電車に涼風が吹く
11
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可不可
彼にだけ魅せたいなんて我ままは 通用しない プールサイド
8
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滝川昌之
二回戦くらいで負ける母校の名さがす紙面に白球は飛ぶ
17
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び わ
朝顔が一輪そっと顔を出しもう夏ですとよびかけており
6
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KEN
鷺逹は 淡雪のやう 舞ひ降りて 眞砂に還る 銀河の時間
11
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KEN
砂になる 間際の命 掴まうと 天の川面で 兩手廣げる
9
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是瓜
黒き地に寝そべる大蛇の傍らで寝起き働き繰り返す日々
5
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横井 信
週末の朝の小径の蜘蛛の巣に残るしずくは夢の切れ端
13
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まぽりん
花の色はふると知る知るさみだれてけふも一日をながめ暮らしつ
28
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うすべに
京の夏 祇園囃子を追いかける ざわめきに聞く異国の言葉
11
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可不可
竜宮に弾を撃っても隼よ 戦争ぢゃなくて良かった
4
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滝川昌之
学校のプールの底の塩素玉 競い潜れば夏の静寂
19
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