詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
恣翁
永年の孤衾に 春の来たるらし 日を追ひて濃く 君と睦めば
13
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うすべに
ひと夏を終えてころがる道端の 蝉のむくろに光る朝露
11
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可不可
女子校の放課後こんな感じかな 乙女ロードに馴染めない私
4
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滝川昌之
暑過ぎた夏に膨らむ電気代 水物ばかりで緩んだ腹と
14
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詠み人知らず
涼新た夏の名残を惜しみては路地の紫陽花セピアに色変へ
12
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ななかまど
山鳩のデデッポッポのポの声が胸にたまりてゆきどころなし
8
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根無し草
天気予報通りの恋で会えたなら 言い訳なんて できなくていい
6
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可不可
真夜中の鼓膜に小石ばらまいて 雨かと気づく間もなく静寂
8
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夢士
開け放つ窓より入りぬ虫のこゑ行く夏惜しみビールで乾杯
11
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夢士
防衛す無傷の笑顔チャンピオン二十四歳若さにエール
6
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KEN
秋萩の 垂れをつたふ 雨の粒 地に落つ度に 夏流すかな
10
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横井 信
消えてゆく真夏の熱を蓄えて実る果実の甘い誘惑
13
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詠み人知らず
お祭りの幼の甚平きんぎよ舞ふ可愛ゆき柄のうごきに搖れる
11
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滝川昌之
保育士の資格更新一週間 妻、颯爽と再女学生
16
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桜田 武
黄の稲穂しばしば見ゆる赤とんぼ秋の気配は視覚鮮やか
6
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夢士
首筋をぞくっと冷たきものはしり当てる手に在り青き蟷螂
13
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KEN
たとへれば 燃えつきぬまま 夜を明かす 膣のかたちの うまくわづかな
8
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へし切
ふり見れば 知らず知らずに歩み来し 今来たこの道 またたどる道
17
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横井 信
雨粒はヘッドライトにきらめいて昼間の熱をほどいて消える
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横井 信
虫の鳴く夜道を走る僕に背にヘッドライトの流れるひかり
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