詠み人知らずのお気に入りの歌一覧
灰色猫
ぜんざいに丸餅ふたつじっちゃんと杵つきしたこと味わいながら
25
もっと見る
滝川昌之
「平成」の始まりを知る我々はあの額縁をまた見とどける
25
もっと見る
inosann
長男の帰郷に夢は破れたり伝手を頼りの就職の果て
17
もっと見る
詠み人知らず
冬枯れの佗しき庭にふとよぎるこの家の主の夏の日のこと
18
もっと見る
コタロー
行く人を靜觀したる野佛にささやかなりし菊のお供へ
14
もっと見る
へし切
陣取りの策をめぐらし 石を置く 勝ってうれしい 花いちもんめ
18
もっと見る
幸子
腸壁の絨毛一本一本が歓喜し栄養吸い込んでいる
15
もっと見る
ななかまど
冬の月凍てたる空に寂しかりピアスのように添い居る金星
11
もっと見る
うすべに
街灯に浮かぶ木の骨 白い息 冴えるみつぼし飛ぶ流れ星
14
もっと見る
横井 信
新しい靴で踏み出す一歩めは朝陽の中で鳥と語らう
16
もっと見る
千映
沢山の無駄から元気貰ってる創作意欲のまだ衰えず
15
もっと見る
へし切
渡ろうか いや 戻ろうか思案橋 ここは花街 ひと夜の夢に
17
もっと見る
うすべに
陽だまりにうたたね誘う猫のひげ 光を宿すまだ遠い春
14
もっと見る
夢士
遅ればせ年賀もらひて一呼吸送る便りの寒中見舞ひ
15
もっと見る
露草
こだわらず揺れず歪めず偏らず心ただして今を生きなむ
16
もっと見る
灰色猫
すき焼きのお肉のみ食む甥っ子はチーズおかきのチーズのみ食む
23
もっと見る
灰色猫
味わえば失楽園の蜜の味そのふしだらな炎のりんご
26
もっと見る
滝川昌之
叔父叔母に母の匂いを探しおり兄弟喧嘩の逸話ひとつに
20
もっと見る
滝川昌之
「旧姓に戻りました」の賀状だけまた読み返す男心よ
27
もっと見る
紫苑
たまもかる沖縄といふ軛あり砂利ふる海にジュゴンは哭きぬ
11
もっと見る
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
>>