幸子のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
人は減り星新一が風刺した未来のごとき都市の状景
19
もっと見る
舞
おちこちの陰にウィルス暗き世をせめて陽気に自粛するとも
7
もっと見る
舞
「早いな」と「あっというま」と 記念日に妻と語りつ飾ることも無く
10
もっと見る
恣翁
岸に沿ふ桜に酔ひて 生温き湖は 物憂く 弛き波打つ
17
もっと見る
名鈴
石見れば 人も生まれぬ 隔つる世の ありさま見ゆる 心地こそすれ
12
もっと見る
KEN
向かいあい はだけた胸に 聴診器 白き手肌に 微熱わくかな
12
もっと見る
ななかまど
カタクリの花つくづくと見つめおり苦節七年咲いて七年
14
もっと見る
ななかまど
風ならば風として吹け桜ばな巻きあげて吹く春の嵐よ
13
もっと見る
えんとつcafé
菜の花が香る町です自転車の駐在さんの鼻歌が過ぐ
11
もっと見る
滝川昌之
舞う花の親木は何処と見渡せど清まして過ぎる風の守秘義務
16
もっと見る
紫苑
驟り雨せみさえ黙すそのときに囁きたまえ我が耳もとで
92
もっと見る
紫苑
ひさかたの関帝廟にぬかづけば安寧のほか祈り浮かばず
8
もっと見る
青き銀椀
花水木今日の蕾の色付きて弾け始むるところありけり
11
もっと見る
KEN
垂れ咲く 馬醉木の白に 影さして ほの紅きかな 春のあけぼの
10
もっと見る
KEN
たなびきて 霞と消ゆる 今朝の雪 咲き始む枝に なみだ殘しつ
11
もっと見る
灰色猫
菜の花のおひたし添える朝食であなたを春にしてみせるから
13
もっと見る
ななかまど
還暦と古希のあいだの位置なれば駆けるではなし歩くではなし
13
もっと見る
青き銀椀
花びらのみな咲き上がる木蓮の空を目指してまつすぐな幹
13
もっと見る
滝川昌之
窮屈に縛る制服ぬぐ春に大人スーツへきる躾け糸
16
もっと見る
灰色猫
怖かった苦しかったね灯籠に悼みを灯す九年目の春
15
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[271]