幸子のお気に入りの歌一覧
千映
黄昏と宵の狭間をせめぎ合う蝉と虫の音軍配困る
9
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工藤吉生
テキトーにやってんのかと疑って聴いた祭りの笛のひょろりら
4
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うすべに
燈籠のほかげに浮かぶ来た道に 夢の居場所をまだ探してる
13
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夢士
マンションの建ちて変わりし街なみや駅前通りにビル風の吹く
13
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滝川昌之
蜩は西日に翳む夏を追うここカナどこカナ哀しくてカナ
19
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ななかまど
トマトにも名前のありて桃太郎もらいしゆわれ気になりて食む
9
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コタロー
一囘も動かぬ駒もありにけりそれでも立派な戰力となる
13
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コタロー
向日葵が一莖高く咲ゐてゐる空のキャンバス青々として
10
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コタロー
青空を入道雲のもくもくと陽光浴びて大きく育つ
10
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可不可
愚痴きいて愚痴きいて愚痴きいて グラスの中は唯の色水
8
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ななかまど
空腹で困っていますが言えなくて吾の動きの次をみる猫
6
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滝川昌之
茶の間へと団扇で友が招き入れビール飲むかと指す冷蔵庫
15
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工藤吉生
なぜオレをブロックするかわからない。わからないのが原因だろう
5
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詠み人知らず
手のひらの空蝉軽し背を割りて虚しきたましい儚きものと
12
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灰色猫
盤上に命を託す刃のようなその指先が鳴らす歩兵よ
22
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ななかまど
茄子の棘へたにはあると気にしつつ浮いては沈む紺あらいおり
10
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舞
幾たびの春の別れの川の名にいかに優しきカムイ坐します
8
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工藤吉生
がんばろう? それは地震のやつですか今それオレに言ったんすかね
6
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滝川昌之
我先と蔓で抱き着く朝顔を受ける支柱の柱冥利よ
15
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うすべに
近すぎて気づかなかったやさしさに 当たり前だったそばにいた頃
11
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