幸子のお気に入りの歌一覧
ななかまど
六月の紫陽花いくつ眺めても梅雨の記憶は雨音になり
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詠み人知らず
まどろっこしい嫗の脱線話にも堪え 葬儀屋は営業スマイル
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詠み人知らず
悲しみに烟る巣を見て過ぎがてに置かれし厚意の言葉にのどよふ
14
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詠み人知らず
夏らしき埃の臭ひ立ち籠めて音もなく雨はライトに映ず
16
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千映
速記士の如く手紙やはがき書き吾の心身蘇生されたる
10
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千映
黒糖の飴玉一個口に入れ今日の介護の終止符とす
17
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千映
玄関にガラスぐい吞み飾ったら本格的な夏が到来
13
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詠み人知らず
梅雨寒に重ねし衣脱ぎ捨てて 阿修羅のごとく草と戯れ
13
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石川順一
恵那どりのとりぎも食べる夕餉かな抗生物質抗菌剤無し
11
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石川順一
肉巻きの中身は魚肉キャベツなど人参タマネギなども入り居り
8
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石川順一
ビール缶穴を開けられ風車風に当たれば回る土曜日
12
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詠み人知らず
かじれない毒色林檎の絵画だと作風判じて貰ったキャンパス
8
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詠み人知らず
寄せるべき言葉も無くて枕へと顔押し付けて震わす両肩
14
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詠み人知らず
越えるべき現実の渓の深さなど図れはしない霧中の足取り
7
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詠み人知らず
向かいなさい賢き牙もつ身であればあかくかがやく大禍時に
9
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夢士
雨音の時に激しく梅雨の雷咆哮ひとつ一陣の風
19
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あゆか
納豆と油揚げ買い湯葉食べてきな粉たっぷりご飯にかける
8
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滝川昌之
正妻と成れず待つ身の置き傘も雨期にはちょっとウキウキがある
24
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聴雨
父ふたたび病の淵より這ひ上がるその眼差しに光捉へて
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舞
梅雨のない北の街には彩りの溢れて明き六月の花
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