幸子のお気に入りの歌一覧
滝川昌之
あと何度逢えるだろうかと東風に問う春待ち顔の梅の古木は
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inosann
何色に変わるか分からぬ空の色 娘と彼氏の愛の行方も
23
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名鈴
君我を 知り尽くしたると 侮るが 我こそ君の 底まで覚れ
13
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名鈴
鄙離る 泥土の茅原に 大城の 幻を見しか 家康決す
14
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舞
雪籠り音無き夜の晩酌は独りひもとく古きうたなど
12
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夢士
走り去る深夜のバスの客一人歌詠み歩く吾もまた一人
13
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滝川昌之
初めての街で見つけた定食屋 老いた店主の副菜がいい
17
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ななかまど
トンネルをぬけるとそこに雪吊りがただの飾りとなりて雪国
11
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林林
この顔を傷つけぬよう焦げだけを落としてほしいとお鍋に云われ
17
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千映
束縛の多き介護が終了し過去取り戻す計算に走る
7
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千映
うたのわの消えし歌人の名の順序強い個性の歌詠みから出る
9
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千映
母の為預かりし金の会計を閉じて介護の終止符を打つ
11
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千映
子育ては頑張ったわと自画自賛孫見てもう少しだったと気付く
11
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コタロー
鵯の忙しく鳴きて飛び交へば小枝の微動に木の葉散りゆく
12
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ななかまど
滑らかに時ながれゆく図書館のシニアの舟にわれも乗りたり
10
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可不可
雨雲は持ち運べない コアラとか 焼け死んでゐる真上めざして
7
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滝川昌之
疼くのは古傷でなく季節(いま)の傷 指先割れて寒染みる傷
17
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名鈴
思ふ様に 万巻の書を 取り見らるる 平らかなる世ぞ 有り難きかな
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滝川昌之
まだ弱き冬日を求め差し出した梅が枝先に点く紅の粒
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林林
成人の日に働ける美容師さん二十歳だけれど式より仕事
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